『検索エンジンのブラックリストに載るための5つのSEO手法』::海外&国内SEO情報ウォッチ


「海外&国内SEO情報ウォッチ」を更新。今週は、『検索エンジンのブラックリストに載るための5つのSEO手法』、『グーグルからの不自然リンク警告を無視し続けるとどうなる?』、『完全なバックリンク情報をグーグルが教えない理由』など10記事+2記事。

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『坊っちゃん』の時代:関川 夏央, 谷口 ジロー

最近可能なかぎり、マンガは電子書籍を買って、iPadで読んでいます。
よく利用するのは、eBookJapanです。

もう、今の若い人たちは、夏目漱石なども、読みもしないし、知りもしないかもしれませんが、私の高校生時代に読み漁ったものでした。

『坊っちゃん』の時代:関川 夏央, 谷口 ジロー

eBookJapanで5冊まとめ買い。

第二回手塚治虫文化賞を受賞した、すばらしい芸術作品です。

内容は、『坊っちゃん』の時代 公式サイト などをご覧いただき、すぐに購入して感動してください(笑)

電子書籍はイヤ、リーディングするガジェットがない、そんな方は、Amazonで。

知的で、繊細で、がさつに出世や金儲けができない貴方。

時代は進むけど、いい方に行くとはかぎらないと、懐疑的な人。

夏目漱石や、明治時代のインテリゲンチャに興味を持つ方、憧れる方。

ぜひ、読みましょう。

日本のマンガは、映画以上の思想力と表現力です。

成毛真のマーケティング辻説法 マイクロソフトで活躍し、そして見限った理由など

久方ぶりの書評にして、三週間ぶりのエントリーです…

今、積んどく本も10冊を超え、いつも読書するリビングの書棚の数年前の本たちを廃棄して、片付けたところです。

そして、アマゾンで買ってすぐ読んだ本、というか、成毛眞氏の言説を聞きたくてたまらなくなったのです。

成毛真のマーケティング辻説法

成毛真のマーケティング辻説法 (日経ビジネス人文庫) (文庫) 成毛 真 (著), 日経MJ (著)

成毛真のマーケティング辻説法 (日経ビジネス人文庫): 成毛 真, 日経MJ: 本

この本は、2002年6月刊行の『成毛式 実践マーケティング塾』を改題し、巻末に「いま、『フツーの生活』が新鮮」を追加したものということです。

この文庫の奥付は、2005年3月1日。

つまり、ドッグイヤーの時代からすれば、かなり古いものとなりますね。

私が買った本は、第1刷発行のままですから、売れてもいない?

まあ、成毛流の瘴気たっぷりで奇矯な話は耳目を集めず、さらに、事業を進めるうえで大いに役立つ言説は、広まらない方がこちらにとっても好都合、ということにしておきましょう(笑

それにしても、マイクロソフト帝国のダース・ベイダー的役割を果たしたはずですが、それを勲章や恩給として一生食っていくというような愚者ではありません。

それどころか、年10%以上の成長を続けることは困難とMSを見限って、日本では異常な分野の、投資・コンサルティング業をはじめています。

また、同じようにアメリカMBAを振り回すような個人輸入の軽薄な評論家の類とは一線を画す本物の経済人で、日本市場をしっかり見据えて、外国の真似をするとか、私はMSでこうやった勝ったとか、鼻につく言説もまったくありませんでした。

マーケティングとは市場(マーケット)を攻略するための意志や戦略を指す。

こういった言葉から、はじまります。

これを読み飛ばすと、この本を読む価値もなければ、読む資格もないと言えるでしょう。

マーケティングを、販売促進の手段、つまりは戦術とは見なしていないわけです。「戦略」であり、方針決定の「意志」ということです。

最初から、常識をひっくり返されますね。

マイクロソフトにあってアップルにないもの

ボーイングやクライスラーは大統領をセールスマンに使った。

ははは。

これに対して、マイクロソフトは「政府の保護や後ろ盾なしで」世界的企業になった、と賞賛しています。

日本企業も、政府の庇護を受けず、政府に邪魔されず、頑張れ!

使い勝手で先行していたアップルコンピュータにはなく、マイクロソフトにあったもの。それこそがマーケティングだったと、私は思う。その中心となったのが、ビル・ゲイツの右腕であり、ビルとは大学時代からの友人でもあるスティーブ・バルマー(現CEO)だ。

私も、一ユーザーとしては、コンシューマーとしては、消費者としては、Macの方がいいです。

しかし、仕事となるとWindowsをベースにせざるをえません。

そして、検索会社としては、Googleはともかく、Yahoo!よりはMicrosoftの方が将来性があると、ずっと思ってきました。

なぜなら、Yahoo!にはなく、Microsoftにあったマーケティングを感じていたからです。
実際は、とにかく後ろ指を指されようがどうしようが、もの凄い市場支配欲と、営業への注力の姿勢ですね。

Windows 95のマーケティング費用は、当時の金額で200億円ほどだったらしいです。

辻説法の数々

さて、以下簡単に成毛氏のマーケティング論をピックアップしてみましょう。

保守的な人材は遠慮なく切る。

イエスマンに囲まれた経営者は相手にしない。

マーケティングは戦争だ。
失敗したら命を取られる覚悟でやれ。
同じ失敗を繰り返す幹部を追放しろ。

何が達成できたら、今やっているマーケティングは勝ちなのか?

後半の、日本市場を対象とした、成毛流マーケティング論は、かなり意外で、MS育ちを微塵も感じさせない凄いローカル色豊かでした…

あとは、買って読んでくださいね。

いやいや、自己啓発などせずに、今のままを続けて私の邪魔をしないでください(笑

群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法: ピーター・ミラー

年末年始に買いあさった本(CDやDVDなども)を、少しずつ消化しています。

さて、凄い本です。知的エンターテインメントと実利を兼ねそなえた、おそらくマイベスト10に今から入ると予想される本でしょう。

群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法: ピーター・ミラー

群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法: ピーター・ミラー

まず、訳者あとがきから引用します

著者のピーター・ミラーは、企業経営者やコンサルタントといった、いわゆるビジネスの”プロ”ではなく、『ナショナルジオグラフィック』誌のベテラン編集者として活躍している人物だ。

本書には、虫や鳥たちが集団で成し遂げる驚異の成果が、多数紹介されている。一匹だけでは四五秒前の出来事すら覚えておけないアリが、コロニー全体では、周囲の環境変化に合わせて、一万匹以上のメンバーの最適な人員配置を割り出している。ハチの群れは、わずか数時間の「議論」を通じて、数ある候補地の中から最適な巣作りの場所を選択する。そして何千、何万もの個体から成る魚や鳥の群れは、まるで単一の頭脳を持った生命体のように一瞬のうちに態勢を変え、天敵の襲来をかわしている。

そして、このさまざまな生物の群れを長期にわたった観察し記録し、アルゴリズム化してビジネスに役立てていると。

第1章:アリの自己組織化
第2章:ミツバチの群衆の叡智
第3章:シロアリの間接的協業
第4章:鳥の適応的模倣

特にロジスティックスやマネジメントなどに、生物の群れをシミュレートしたプログラムを応用しているそうで、アメリカは他国の人間だけでなく、アリやハチや鳥にも学ぶ知的マンティコアぶりには驚きます。
さらには、インテリペディアなる国家的諜報機関向けSNSを、立ちあげて効果を上げていると書いてあり、ひっくり返りますね。

適応的模倣をマーケティングに応用する場合は、美人コンテスト力学となり、速く多く選ばれたモノが最終的に一番になる不条理も書かれています。
メディアをコントロールすることによって、ある程度は売上をつくることも可能になるわけです。

適応的模倣をほとんどポジティブなトーンで展開する第4章では、個体は、自己防衛するなら、群れに従うのが最良の選択、という趣旨なのですが、

バッタや金融破綻などを例に、我が身だけ助かりたいという、エゴイスティックな個体が群れ化して、他の個体を破滅させる話が、第5章です。

マーケティングで数多くの顧客を獲得する、規模の大きい会社をつくる、そういった方は必読の科学書でしょう。

歴史を動かしたプレゼン:林 寧彦(著) 起業家の投資家説得にも似て

久方ぶりのエントリーで、社長ブログに相応しい書評、キュレーションです。

歴史を動かしたプレゼン:林 寧彦(著)

歴史を動かしたプレゼン :林 寧彦

まず、前書きがクールです。

パワーポイントを使うプレゼンが主流になりつつあるようだが、広告会社のクリエイティブ部門が行うプレゼンは、今もA3の企画書が基本である。

理由は、紙を使ったプレゼンのほうが成功率が高いことを経験で知っているから。

私も、百均の落書き帳を数冊常備しています。
何か企画するとき、商材を開発するとき、ビジネスモデルを練るとき、対面して人に説明するとき、大活躍しています。

この本は、以下の企画がなぜ実現できたのかをトレースしています。

  • イタリア人のコロンブスが、スペインのイサベル女王を新大陸発見のスポンサーにした
  • 秀吉が、清洲会議で三法師を織田家の後継者にした
  • 漂流者大黒屋光太夫の日本帰国を、ロシアのエカテリーナ2世が認めた
  • クーベルタンがオリンピックを復活させた

コロンブスの章は、ベンチャー起業家が投資家から莫大な資金を調達した話になぞらえてあります。

エレベーター・ピッチ(elevator pitch)という言葉がある。

投資家の事務所があるのは超高層ビルの上層階。融資を申し込む人はエレベーター前で待ちかまえて、投資家と同じエレベーターに乗り込む。地上に到着するまでの20~30秒がプレゼンテーションの持ち時間。そのあいだに自分のやりたい事業をプレゼンするのだという。1階に着くまでに投資家の興味を惹くことができれば、「続きを聞かせてもらえないか」とラウンジでのコーヒーに誘われる。

続きを聞かせることができたコロンブスの成功。

資金調達や、販売促進など、非常に高く深い「プレゼン」の話です。

歴史を動かしたプレゼン (新潮新書): 林 寧彦: 本

セミナーのやり方とか、より確実な儲け方とか、そんなネタではありませんが、経営や営業の本質を突いていると思います。

その時歴史は動かなかった!?:鈴木 眞哉 (著) 後付けご都合史観の戒め

ブログに投稿しているヒマはないほど忙しいのですが、とりあえず大事なことなので…

ここで紹介するのは、題名からも想像できるとおりNHKの「その時歴史が動いた」の批判本です。

とは言うものの、歴史通というか歴史ファンというか、日本史に興味のある社長や管理職の方にはかなり耳の痛い本です。

つまり、常識とか通説とか、あるいは評判のビジネス本とか経営ノウハウとか、それらを鵜呑みにしてはいけませんぜと。

もっとも、はなっからわが祖国の歴史とか、信長・秀吉・家康の天下人の業績には関心のない輩は論外ですが…

その時歴史は動かなかった!?:鈴木 眞哉 (著)

その時歴史は動かなかった!?:鈴木 眞哉 (著)

まず、この『その時歴史は動かなかった!?』は、題名どおりのNHKの超人気番組の批判に徹しています。

目的は、NHKが流布する間違った日本史、および歴史観を攻撃することですから、否定したあとに別の解答があるというわけでもありません。

そのため、批判は理解できても、では真実は何かと釈然としないものが全編を覆っています。

しかし、今まで自分が信じてきたものが、ひっくり返されることは、間違いありません。

だからこそ、歴史好きの社長や管理職の方にお勧めするのです。

そのような方は、趣味道楽の蘊蓄程度なのか、はたまた経営や組織運営、マーケティングなどに活かすのか、特に戦国武将の生き様や、戦(いくさ)の巧拙には多大な関心を持っているはずです。

で、私は、見事に自分の定見をくつがえされて、さらには、経営や事業などを再認識させられた次第です。

歴史は常に勝者の側から書き替えられる

まず、歴史には「たられば」のない、一回こっきりのエピソードの積み重ねです。

これを、偶然とかまぐれの産物と客観化できればいいのですが、必然を読み込むと、いつも勝者の側の言い分だけを鵜呑みにしてしまいます。

ですから、勝ち組が自分たちの都合のいいように歴史を書き替えるだけでなく、後世の者も同じように後付けで、まるでシナリオが用意された芝居のように受け取ってしまいます。

権謀術策もなければ、臥薪嘗胆で捲土重来を期す、それらは後世の作り話ばかりのようです。
後付けの予定調和、ご都合主義…

鎌倉幕府もできちゃった政権で、そもそも「幕府」という武士政府を表す用語も江戸時代の発明らしいです。

また、武家政権は将軍職でないとダメとか、将軍は源氏から選ばれるとか、全部違うみたいです!

驚きですよね!?

桶狭間も、川中島も、三方原も、長篠も、賤ヶ岳も、関ヶ原も…

ということで、歴史が動く、その時はなかったということです。

日本の戦争史は昔から常に弓や礫(つぶて)、鉄砲などの「遠戦志向」

この本は、平将門・平清盛からはじまり、田原坂・二百三高地で終わっています。

見出しの「遠戦」という言葉は知っていました?

引用してみます。

「はじめに」で、私は「日本人の戦い方はどういうものだったのか」ということを考えてきたといった。そのため、この本では、平将門の乱から西南戦争まで、『その時歴史が動いた』のなかでも、そういうことに関連した事件を数多く取り上げる結果となった。

 それらの事件は起きた時代が違うだけでなく、中身や影響もさまざまだが、その根底にある戦闘思想のようなものは一貫している。それは遠戦志向主体だったということである。といってもわかりにくいかもしれないが、弓矢や石・礫、さらには鉄砲といった遠戦兵器、つまり飛び道具に依存する傾向が強かったということである。

これは、驚天動地の見解ではありませんか!?

もちろん、刀や槍のような白兵も用いられたが、飛び道具にくらべたら依存度はずっと低かった。まして、白兵を振るって接戦格闘することこそ戦闘の本質であるとか、そうしなければ戦闘の決着がつけられないといった白兵主義の思想のようなものは、かつて存在したことがない。

商品開発とか、経営戦略とかはともかく、日本の企業の営業では、ほとんどが「白兵主義」ではないでしょうか?

これは、歴史上は、つまり書き残された戦争の記録では、二百三高地以前にはまったくなかったことというのです。

日露戦争勝利の結果(代償)として、第一次世界大戦後に欧米列強が白兵戦から空中戦へと戦争を転換させ切ったにもかかわらず、日本だけは銃剣突撃、白兵による肉弾格闘が支配的となってしまったと。

皮肉なことに、この時だけは歴史が動いた、と言えるそうです。

『その時歴史は動かなかった!?:鈴木 眞哉 (著)』に学ぶこと

自分が信じていることが、事実と違うかもしれないと疑えよ、ということ。

新聞やテレビは言うにおよばず、ビジネス書でも、先輩経営者でも、その発言や情報は、正しいとは限らない、むしろ大きく違っている、ということ。

自分自身の成功体験さえも、その総括を間違えば、その後の経営や事業を失敗しかねない、ということ。

ということは、あらゆる事実や真理の認識や判断に問題があるかもしれない、ということになります。

恐ろしいことですね。

イヤな客には売るな!:石原 明(著) 百式管理人ブログのプレゼントでゲット

営業に身をおいたものなら知っていなければモグリと言われる石原明さんの『営業マンは断ることを覚えなさい』。

百式管理人のライフハックブログで、【読者プレゼント】 イヤな客には売るな!に応募していただいたのが、同じ石原明さん著の↓この本です。

イヤな客には売るな!:石原 明(著)

冒頭から凄い言葉が、

なぜ、あなたの会社が儲からないのか。

それは、「売ってはいけないお客様」に売っているからです。

イヤな客には売るな!:石原 明(著)

この本は、

セールスの本です。販売や営業について独創的なことが書いてあります。

また、マーケティングの指南書です。

それどころか、経営の書でもあるのです。

そして、裏側からのブランド構築のマニュアルともなっています。

客・お客・お客様と「顧客」の間の、深い溝高い壁

「顧客」の定義は、

顧客とは、あなたの会社の商品やサービスをいつも喜んで買ってくれる人、新しい商品が出たらそれも喜んで買ってくれる人、そればかりか、あなたの会社や商品を他の人に紹介してくれる人のことです。

「顧客」は、購入者や消費者とはかなり違っていますね。

特に、マーケットの小さい日本で成功するためには、この「顧客化」が確立していないとダメ。会社は成長していかないでしょう。

つまり、購入者や消費者、客・お客・お客様ではなく、「顧客」に売らなければならないのです。

では「顧客化」はどうやるのか?

  1. 集客
  2. 見込み客のフォロー
  3. 販売
  4. 顧客化

のフローをあげています。

そして、売ってはいけない「イヤな客」の定義とは、

人間的に問題のある人とか、やたらと文句の多い人、不当な要求ばかりする人や、主義が合わない人、本音で付き合えない人もそうですし、長いお付き合いをしてくれそうもない人や、こちらの誠意に感謝の念を抱いてくれない人、それに、サービスに対してお金を払うと言うことを理解していない人等々。

だから、お客に売れても、ちっとも会社は儲からないのです。

目の前の売上や利益を欲しがった、「できちゃった販売」「できちゃった営業」「できちゃった経営」ではダメと言うことです。

イヤな客と縁を切ると会社はどう良くなるのか、「顧客化」のシステムはどうやってつくるのか?

それは、本書を買って続きを読みましょう。

実際、ブランドとか、コンシューマーとカスタマーとか、そういったカタカナを並べるのではなく、日本的な組織が取り組みやすい、しかも数々の実績をともなって、成功事例を交えながら、具体的に、結果としてのブランド企業になる方法論が書かれているのです。

かなり前に『営業マンは断ることを覚えなさい』を読んで衝撃を受けましたし、そういう考えで事業に取り組んできました。

今回の本は、さらに会社を挙げて、経営者が取り組むべきものとして、しかもシンプルに、まとめられています。

凄いです。

私も、すぐに実践をはじめました。

参考:経営コンサルタント:石原明の経営のヒント

イノベーションのジレンマ:クレイトン・クリステンセン著

私が会社をつくるときに覚悟を決めた本です。

イノベーションのジレンマ:クレイトン・クリステンセン著

イノベーション(innovation)とは、革新とか新機軸とか訳される、ビジネス用語です。

イノベーションのジレンマ クレイトン・クリステンセン著

イノベーターでない人は、
起業してはいけません。
経営してはいけません。
意志決定してはいけません。

イノベーションには、持続的イノベーションと、破壊的イノベーションがあります。
前者は改良や改善、後者は革命、と言えるかもしれません。

どの市場でも、破壊的イノベーションをもたらす新興企業が、持続的イノベーションに長けた超優良企業を潰しているそうです。

クレイトン・クリステンセンはこう書きます、

優れた経営こそが、業界リーダーの座を失った最大の理由である。

恐ろしいでしょう?

優れた経営だから、ダメなのです。

顧客の意見に耳を傾け、顧客が求める製品を増産し、改良するために新技術に積極的に投資したからこそ、市場の動向を注意深く調査し、システマティックに最も収益率の高そうなイノベーションに投資配分したからこそ、リーダーの地位を失ったのだ。

絶望するでしょう?

優れた企業だから、ダメなのです。

これまで以上に綿密に計画し、懸命に努力し、顧客の意見を受け入れ、長期的な視点に立つことは、すべて問題を悪化させることになる。

気が狂いそうでしょう?

優れた方針だから、ダメなのです。

ごく少数の例外を除いて、主流企業が迅速に破壊的技術で地位を築くことに成功したのは、経営者が自律的な組織を設立し、破壊的技術の周辺に新しい独立事業を立ちあげる任務を与えたときだけである。

今までの主役は、次の主役には絶対になれず、それどころか、新しい主役の足を引っ張り、新しい劇がはじまることを認めず、洗練され、慣れ親しんだ古い劇を演じ続けようとするのです。

新しい市場につながる破壊的技術を扱う際には、市場調査と事業計画が役に立った実績はほとんどない。

新しい市場がどの程度の規模になるかについて専門家の予測は必ず外れる。

投資のプロセスで、市場規模や収益率を数量化してからでなければ市場に参入できない企業は、破壊的技術に直面したときに、身動きが取れなくなるか、取り返しのつかない間違いをおかす。

未知の技術であり、新しい市場ですから、既存のデータは存在しないのです。

ということは、まぐれ当たりを期待して、えいやっと、やってみるだけということです。

だから特に起業家は、博打打ち、ギャンブラーでないとやっていけないわけです。

本質的に、官僚体質、役人根性の人間は、起業でも経営でも、無能ということになるでしょうね。

だからといって、夢とかロマンと、破壊的イノベーションとは、まったく違うものですから、勝つまで止めない、負けそうだと傷口が広がらないうちに撤収する、そういった野武士的な戦いのセンスが必要でしょう。

私が、覚悟を決めて会社をつくったというのは、そういうことです。

ある意味で、売上を高め、会社を大きくするまでは、マンティコアのように食い尽くして図体をでかくするということでしょうか…

どのみち、最後に勝つ経営者はそういった人種ですから、食わなければ食われるということですよ。

すでに、戦争ははじまっているのです。

この本を読めば、
自分が勝ち残れる経営者か、そうでないかが分かるでしょう。あるいは生き残る方法が見つかります。
自分の会社が伸び続けるか、突然死するか、予想がつくかもしれません。
Panasonicの苦悩や、SONYの低迷も理解できるでしょう。
日本自体が、長期衰退傾向にあると、身の毛がよだつでしょう。

村上春樹『羊をめぐる冒険』 同時代の大江健三郎『同時代ゲーム』、井上ひさし『吉里吉里人』、丸谷才一『裏声で歌へ君が代』

村上春樹の『1Q84』が品切れ・増刷の大ベストセラーになっていますね。

私の村上春樹の読書体験は、『羊をめぐる冒険』(1982年)にはじまります。

国家や権力や体制をめぐる小説たち

村上春樹『羊をめぐる冒険』

この『羊をめぐる冒険』を読んで村上春樹にはまり、急いで同じ"僕と鼠ものシリーズ"あるいは"羊三部作"といわれる『風の歌を聴け』(1979年)と『1973年のピンボール』(1980年)を買って読みました。

当然、このシリーズの第4作目、完結編?の『ダンス・ダンス・ダンス』(1988年)を買ったことは言うまでもありません。
ただし読み終えることはできませんでした。
あまりにも、前三作とは異質だったからです。

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(1985年)にも挫折しました…

よって、『ノルウェイの森』(1987年)は、恋愛小説という売りだったこともあり、買う気をなくし、それ以降は村上春樹は好きな作家でなくなってしまいました。

村上春樹『風の歌を聴け』村上春樹『1973年のピンボール』
村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』

この村上春樹の『羊をめぐる冒険』が登場した1980年前後には、不思議なことに、国家とか権力とかそういったものが題材となった小説が日本で数多く出版されています。

国家や権力や体制をめぐる小説たち

その中で、私が持っている本は、次のとおりです。

  • 大江健三郎『同時代ゲーム』1979年刊
  • 井上ひさし『吉里吉里人』1981年刊
  • 村上春樹『羊をめぐる冒険』1982年刊
  • 丸谷才一『裏声で歌へ君が代』1982年刊

大江健三郎は嫌いな作家なのですが、『同時代ゲーム』は心に残る小説です。今は、忘れ去られた作品になったみたいですが…

「経済は感情で動く – はじめての行動経済学」マッテオ・モッテルリーニ著

ああ、Webサイトを作り直さなければならないなぁ。

そういった深刻な反省を呼ぶ本です。

マッテオ・モッテルリーニ著『経済は感情で動く – はじめての行動経済学』

私の第1のバイブルは、はじめの一歩を踏み出そう 、そして第2のバイブルが、ECサイト4モデル式 Google Analytics 経営戦略 が第2のバイブルに と書きました。

今度の本は、バイブルというよりはビジネスの思考と行動のマニュアルといった趣です。

経済は感情で動く - はじめての行動経済学 マッテオ・モッテルリーニ著

今が旬?の、行動経済学であり、ニューロマーケティングにつながる本となります。

ハイゼンベルクの不確定性原理ならびに量子物理学 の歴史的科学的意味が分かっている場合は、この本に書いてあることを、しっかり受け止めることができるに違いありません。

つまり、お古い経済学や投資理論が前提としている、合理的に考え決断し行動する人間=ホモ・エコノミクスという前提が根本的に崩壊しているという認識からスタートしなければならないからです。

そして、対象となる人間が不合理であると認めるだけでなく、理論そのものも従来型の合理主義ではダメということです。つまりは、小賢しい理屈では通用しないということです。

同じ商材を扱っているように見えても、サイトのつくり方や、そもそもサイトのオーナーが誰かによって、同じ消費者が違う購入パターンになる可能性があるということが、深読みすれば書いてあります。

有名である、信用がある、評判がいい、というサイトと、そうでないサイトでは、訪問したコンシューマーの考え方や買い物のプロセスが、まったく別物になると。

よって、先のエントリーにも書きましたが、Yahoo!検索で上位表示されればとか、楽天で出店すればとか、そういったことが大きく間違っていることに気づくことになるのです。

SEOやら、ショッピング・モールやら、それがどのビジネスにも等しく同じように助けになるわけではない、またオーナーの努力の方向性も、何に向けて頑張るのか様々のバリエーションがある、ということです。

この本は読み物風にはなっていますが、行動経済学が取り扱う個々の事例について、数多くのサンプル的設問を用意し、その回答パターンという実例を用意しながら、不合理な人間の選択肢にうかがえる法則性を導き出しています。

つまり、消費者行動論体系 と合わせて「マーケティング理論」を自分のものにしたならば、というより自家製で自サイト用のマーケティング理論によって、かなりの確率で売れるWebサイトを構築できると期待できるのです。

それもあって私は、メインの受注サイトも作り直すべきと深刻に受け止めている次第です。