Googleは、誰が記事を書いたのかをコンテンツ品質の評価要素にしているのか?

[レベル: 中級]

その記事が誰によって書かかれたものなのかを、コンテンツの品質評価の対象にGoogleは含めているのでしょうか?

先月開催されたSMX Advanced 2016のQ&Aセッションで、GoogleのGary Illyes(ゲイリー・イェーシュ)氏は次のように発言しました。

著者情報は今はまったく使っていない。著者情報がなくても、たとえば書き方で誰が書いたかがわかる。

その記事を誰が書いたかを認識できると実際に言っていたわけではないのですが、別々に人によって書かれたものは区別できるというようなことは言っていました。

もう少し詳しいことを知りたいと思い、英語版のオフィスアワーでJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏に質問してみました。

先月のSMX Advancedでゲイリーは、著者情報(プログラム)なしでも、誰がその記事を書いているかがわかると言いました。ということは、コンテンツの品質を判断するときには、その記事を誰が書いたのかをGoogleは考慮に入れているということですか?

ジョン・ミューラー氏からの回答

ジョンは次のように答えてくれました。

どの人がどの記事を書いているかをわかっているということでもない。

しかしウェブの複数の場所で同じ記事をもし発見したなら、どこで初めに投稿されたのかを上手に判断できる。

その点を考慮して、オリジナルのコンテンツが出てくるように実際に試みている。そしてそれは、どのようにページを検索で表示するべきかや特定のクエリに対して個々のページがどのくらい関連性があるかを考えるときに考慮に入れていることでもある。

「これは特定の記事のコピーか?それともその人やそのサイトによって書かれたオリジナルなのか?」を私たちは考慮する。

誰が書いたかはわかっていないっぽい

僕が本当に知りたかったことに対する回答は最初のひとことだけでした。

誰が書いたかをGoogleは認識できているふうではなさそうです。

たとえば、僕がこのブログやWeb担の連載コラムGoogleヘルプフォーラムTwitterGoogle+で、SEOに関する有益な情報を絶えず発信していたとします。

投稿する場所は異なりますが同一人物による投稿だとGoogleは認識して、コンテンツの品質を評価するときに”僕”という個人を評価の要素にするかどうかを知りたかったのです。
つまり、ヘルプフォーラムの投稿やTwitterの投稿が、このブログの評価にも影響するかどうかです。

ジョンの短い答えから判断すると、影響はしないということでしょうかね。

どれがオリジナルのコンテンツなのかはわかる

一方で、同じコンテンツがウェブの複数の場所に存在する場合は、どれがオリジナルのコンテンツかは上手に判断できているとのことです(トピックがこっちにすり替わってしまってしまいました。質問の仕方が悪かったのかも)。

「そんなことない、コピーのほうが上位表示している」という反論もあるかもしれませんが、ここでは深入りしません。

著者情報のマークアップはどうしたらいいか?

ついでにジョンは、使われなくなった著者情報のマークアップの扱いについてもアドバイスします。

彼(ゲイリー)は著者情報のマークアップはぜんぜん使っていないことにも(SMXで)言及した。

著者情報のマークアップをサイトに追加すべきかすべきでないかを決めかねているとしたら、追加する必要はまったくない。

と同時に、削除する必要もない。削除したことで何か問題が発生することはない。

サイトを大がかりにリニューアルしてきれいな状態にするなら、そのときに取り除けばいいかもしれない。

著者情報のマークアップに使う rel="auhtor" は今さら記述する必要はありません。
今後再利用される可能性はゼロでしょう。

かといって、わざわざ削除する必要もありません。
そのままでも構いません。

僕は、著者情報プログラムの廃止が発表された後も放置しておいて、モバイル対応のためにサイトをリニューアルしたタイミングで撤去しました(正確には、要件に含めたなかった)。

さて、コンテンツ著者が誰なのかをGoogleはアルゴリズムとして評価要因にしているかどうかに関しては、また機会を見つけて探ってみたいと思います。
複数の場所でコンテンツを発行しているとしたら、コンテンツ発行者個人の側面からもGoogleには見てほしいですよね。

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Google、Search Consoleの検索アナリティクスに「リッチ検索結果」のフィルタを追加

[レベル: 中級]

Google Search Console の検索アナリティクスに「リッチ検索結果」のフィルタが追加されました。
「リッチ検索結果」でフィルタをかけると、リッチスニペットが表示されたデータだけ絞りこんでレポートを参照できます。

検索アナリティクスのデータをリッチ検索結果でフィルタ

検索アナリティクスの「検索の見え方」指標のフィルタ オプションで「リッチ検索結果」を選べます。

検索アナリティクスの「リッチ検索結果」フィルタ

リッチ検索結果には、リッチスニペットとリッチカードでの検索結果表示が含まれます。
僕が調べた限りでは、トップニュース (AMP) に表示されたデータも含まれているようです。

なお、リッチスニペット/リッチカードが表示されたことがないサイトには「リッチ検索結果」のフィルタオプションは出てきません(AMPフィルタも同じようにAMPを実装していないと選べませんね)。

一般的に言って、リッチスニペットは高いクリック率が期待できます。
ところが最近はユーザーが慣れてきてしまっていたり多くのサイトが導入していたりするため、以前よりも効果が薄れているようにも思います。
今回新たに導入された、検索アナリティクスの「リッチ検索結果」でフィルタしてクリック数やクリック率を分析してみるといいでしょう。

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Google、症状に関連する検索で病気の情報を提供。米国のモバイル検索でまず導入

[レベル: 中〜上級]

病気の症状に関係する検索が実行された場合に、その症状を引き起こしている原因になっている可能性がある病気に関する情報を、Googleはモバイル検索で提供するようにしました。

症状に関係しそうな病気の情報をカルーセルで表示

こちらは公式アナウンスで例に出ている「headache on one side」(片側の頭痛)の検索結果に出てくる関連情報のカルーセルです。

「headache on one side」のクエリで出てくる関連情報

頭の片側が痛む症状に対して、1つ目は「Headache」として(ただの)頭痛の情報を、2つ目は「Migraine」として偏頭痛の情報を提供しています。

カルーセル形式になっていて、横方向にフリックするとその症状に関係しそうな病気の情報が次々と出現します。
それぞれの病気に関する簡潔な説明やかかると危険な状況の人、その病気にかかるのはどのくらい一般的かなどの情報が含まれています。

こちらは「high fever in children」(子供の高熱)のクエリで出てくる関連情報のカルーセルです。

「high fever in children」のクエリで出てくる関連情報

1つ目は「Common cold」(普通のかぜ)、2つ目は「Flu」(インフルエンザ)です。
カルーセルを進めていくと、「Rota virus infection」(ロタウイルス感染)や「Roseola」(風疹)などかかりがちな病気が出てきます。

非常に多い病気関連の検索

Googleによれば、Googleが処理する検索のうち1%は病気関連だそうです。
たったの1%とあなどってはいけません。
数百万のクエリをGoogleは日々扱っていることを考えると、決して小さい数字ではありません。

そうした検索ユーザーのニーズに応えるために、こうした機能をGoogleは導入したのです。
「何かおかしいな。大丈夫かな?」と不安になったときに、そばにあるスマホを手にとって検索するユーザーも増えてきているに違いありません。

昨年2月には、病気やケガに関するナレッジグラフをGoogleは導入していました。

健康・医療に対する適切な情報をすばやく検索ユーザーに提供することをGoogleはとても重要視しています。
提供する情報は当然のことながら医療の専門家によって監修されたものです。

病気関連情報のカルーセルは、米国のモバイル検索でまず導入されました。
対応する症状を増やすとともに、ほかの国や言語にも導入したいとのことです。

医療関連のアフィリエイトも多いのですが、残念ながら情報の信ぴょう性に非常に乏しいサイトが少なくありません。
切羽詰まった状況では、そのサイトで提供されている情報が本当に正しいかどうかを適切に判断できないことがあるかもしれません。

病気やケガは人の生死に関わることがあります。
信頼がおける情報をGoogleが検索結果で提供してくれれば安心できます。

医師による診断が最終的には必要な場合もあるでしょうが、初期対応として検索結果で調べられるのはありがたいことです。
日本でも早く導入してほしいですね。

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スマホでSEO&コンバージョン促進するための“マイクロモーメント”4種の対策【海外&国内SEO情報ウォッチ】

Web担当者Forumの連載コーナー、「海外&国内SEO情報ウォッチ」を更新しました。今週取り上げた記事は次のとおりです。

今週のピックアップ

  • スマホでSEO&コンバージョン促進するための“マイクロモーメント”4種の対策
    Web担当者フォーラム 海外&国内SEO情報ウォッチ

日本語で読めるSEO/SEM情報

  • 【グーグル公式まとめ】検索関連の最新情報×8
  • アメブロのAMP裏事情 ―― なぜAMP対応したのか? その成果は?
  • 無害なサイトがグーグルに危険扱いされた珍しいケースとその原因
  • AMPページが有効かどうかを一括でチェックできるツール
  • App Indexingのクロールがうまくいかないときにチェックすべきこと

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

  • 米国のSEOエキスパートがSEOの質問に何でも答えてくれた(SMX Advanced情報)
  • 検索アナリティクスの全指標で「比較」ができるようになった
  • 手動対策の解除通知が届いているのに手動対策ビューアからは警告が消えないのはなぜ?
  • ハッキングを受けたら、Googleアナリティクスが警告を通知

海外SEO情報ブログの掲載記事からピックアップ

  • 検索結果には表示されないがSearch Consoleのレポートに出てくるページからのリンクをGoogleは評価対象にするのか?
  • CDN移行にともないGooglebotのクロール速度が低下したときはフォームから問題を報告できる

SEO Japanの掲載記事からピックアップ

  • Google Search Console(サーチコンソール)を強力なSEOツールとして使うための究極ガイド。
  • Googleが”リッチ検索結果”のフィルタ機能をSearch Consoleの検索アナリティクスに追加。

こちらからどうぞ。

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次のAMPはECサイトの商品一覧ページか? Googleの協力のもとeBayがAMP対応の実験を開始

世界で最も大きいECサイトの1つ、eBayがAMP対応を始めた。eBayは、モバイル体験の向上に今年は注力しており、さらなる向上のために、”高速”がウリのAMPを利用することになった。eBayのAMP化にはGoogleも力を貸している。いつ頃、どのようにして検索結果に表示されるかは不明。

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Google Play ニューススタンドがAMPをサポート開始

Google Play ニューススタンドのアプリがAMPをサポートするようになった。AMPに対応した記事をニュース発行者が配信している場合は、AMP記事をアプリ内で閲覧できる。

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AMP対応で表示速度が22秒から0.7秒へ短縮、1億2500万のAMPページをGoogleはインデックスなど from #SMX Advanced 2016

米シアトルで先週参加したSMX Advanced 2016では、GoogleのAMPプロジェクトのプロダクトマネージャであるルディー・ガルフィ氏が AMPについてプレゼンしました。そのなかから、MP対応で表示速度が22秒から0.7秒へ短縮、1億2500万のAMPページをGoogleはインデックスなどのハイライトをこの記事では紹介する。

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AMP HTMLの有効性を検証するウェブUI版の公式バリデーションチェックツール

AMPプロジェクトは、AMP HTMLの有効かどうかを検証するウェブUI版のツールを公開した。これまでに提供されていた2つのバリデーションチェック方法に加わった新たなツール。validator.ampproject.orgからアクセスできる。

- AMP HTMLの有効性を検証するウェブUI版の公式バリデーションチェックツール -

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RankBrainはロングテールによく機能するランキング要因、Googleは著者情報を完全に使っていないなどSEO最新情報 from #SMX Advanced 2016

6月21〜21日に米シアトルで開催されたSMX Advanced 2016に参加してきた。このカンファレンスの一番の目玉セッションともいうべき、”AMA With Google Search”をレポートする。RankBrainや機械学習アルゴリズム、著者情報、次のモバイルフレンドリーアップデートなどのたくさんSEO情報がGoogleのGary Illyesの口から語られた。

- RankBrainはロングテールによく機能するランキング要因、Googleは著者情報を完全に使っていないなどSEO最新情報 from #SMX Advanced 2016 -

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ゲイリー・イリーズ氏による「AMA With Google Search」セッション

2016年6月22~23日に米国シアトルで開催された SMX Advanced でより「AMA With Google Search」セッションの一部を紹介する。米Google のゲイリー・イリーズ(Gary Illyes, Webmaster Trends Analyst)氏が何でも質問に答える時間だ。セッションの完全なレポートは他の日本人参加者に譲り、私が気になったポイントだけ列挙する。