ウザくないオーバーレイでコンバージョン率アップを狙う秘訣 #CTAConf

バンクーバーで開催された CTA Confernce 2017 のセッションレポート。トピックは「オーバーレイのベストプラクティス」。「オーバーレイ (Overlay)」とは、今見ているページに覆いかぶさるようにして出現する画面のこと。ユーザー体験を損ねる仕組みになる可能性がある一方で、適切に使えばコンバージョン率アップに大きな成果を出せる。

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Google、言語・国 選択やライブチャットのポップアップも煩わしいインタースティシャルとみなす

メインコンテンツの閲覧を妨げるインタースティシャルを表示させるページの評価を下げるアルゴリズムをGoogleはモバイル検索で先日導入した。言語や国を選択するポップアップやライブチャットのポップアップも、このアップデートによって評価を下げられる対象になる可能性がありそうだ。インタースティシャルやポップアップをどうしても見せたいのであれば、適度な大きさのバナーで代用することを推奨する。

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Google、インタースティシャルを表示するモバイルページの評価を下げるアルゴリズム更新を告知どおり実施

モバイル向けサイトにおいてコンテンツの閲覧をじゃまするインタースティシャルやポップアップを表示するページの評価を下げるアルゴリズム更新をGoogleは実施した。昨年の8月下旬に事前告知していたとおり、2017年1月10日(太平洋時間)の実施。なお、モバイルファーストインデックスの実施時期は依然として未定とのこと。

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ページを離れるときに出現するインタースティシャルはGoogleに問題視されない、AdSenseの全面広告も大丈夫

わずらわしいインタースティシャルを表示するモバイル向けページの評価を下げる検索アルゴリズムをGoogleは2017年1月から導入する予定。ユーザーのページ閲覧のじゃまになると考えられるインタースティシャルはすべて、基本的に対象になる。ところがこのアルゴリズムは、ページを離れるときに出現するインタースティシャルには適用されないとのこと。

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出現を遅らせたインタースティシャルならGoogleのアルゴリズムをすり抜けられるか?

[レベル: 初級]

閲覧をじゃまするインタースティシャルを表示するページの評価を下げるアルゴリズムを、Googleは来年1月に導入する予定です。

このアルゴリズム変更について、英語版オフィスアワーでおもしろい(?)質問が出ていたので紹介します。

インタースティシャルの出現を遅らせたらどうなる?

質問は次のようなものでした。

わずらわしいインタースティシャルを表示するページの順位をモバイル検索で下げる予定についてですが、インタースティシャルが出現するのを大幅に遅らせたとしても評価は下がりますか?

GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏はこんなふうに回答しました。

インタースティシャルはユーザー体験を悪くすると私たちが言っているにもかかわらず、ずるいやり方でなんとかしてインタースティシャルを使おうと考えているように聞こえる。

インタースティシャル アルゴリズムで得しようと思っているんだとしたら気を付けたほうがいい。

法律上の理由があるなら、もちろんインタースティシャルを表示してかまわない。

そうじゃなくて、ユーザーがページを見たときに注意を引きたいなら私なら別の方法を考えるね。

ダメなものはダメ

インタースティシャルをすぐに表示させるのではなく、しばらく時間を置いてから表示させようという魂胆です。
たとえば、ユーザー画素のページを開いてから10秒経過したら表示させることができるでしょう。

Googlebotは時間をかけて滞在しないので、インタースティシャルを見ることはありません。
でもユーザーは見ます。

画面の上または下に出てくる適切な大きさのバナーや法律上の問題から必要なポップアップのように正しく使われているインタースティシャルなら問題視されません。
それ以外の目障りなインタースティシャルはどんな形式であれ使うべきではありません。
ダメなものはダメです。

本質に立ち返ってみると、Googleがインタースティシャルアルゴリズムを導入することにしたのは、すべてではないにしても大多数のユーザーがインタースティシャルを嫌っているからです。
Googleの目をすり抜けられたとしても結局はユーザーに嫌われます。

遅延インタースティシャルのほかにも、あの手この手でウザいインタースティシャルを仕掛けてくるサイトが出てくるような予感がします。
でもユーザーを最優先に考えていれば、そういったことを企もうとは思いませんよね。

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インタースティシャルがわずらわしいかどうかを診断するツールをGoogleは提供する予定なし

[レベル: 初級]

モバイル向けページに設置したインタースティシャルがわずらわしいかどうかを診断するツールを、少なくとも今のところはGoogleは提供する予定はないようです。
またSearch Consoleのモバイルユーザビリティレポートにもエラーとしてあがってくることもなさそうです。

診断ツールは出さない

モバイルフレンドリーツールやモバイルユーザビリティレポートを使って、わずらわしいインタースティシャルをチェックできるようになるかどうかをGoogleの長山さんにTwitterで質問しました。

次のような回答をいただきました。

ということで、そのインタースティシャルがわずらわしいかどうかは自分の目で実際に見て判断することになります。(´・ω・`)

質問の意図

誤解のないように、僕の質問の意図を説明しておきます。

強制的に差し込まれるインタースティシャルの全面広告ページや画面を覆い尽くして身動きをとれなくさせるインタースティシャルがわずらわしいのは、たしかに一目瞭然です。
ウザさ満天なので、わざわざツールに頼る必要はないでしょう。

一方で、公式アナウンスには、新しいランキング要素の影響を受けない手法の1つの例としてこのように書かれています。

画面スペースから見て妥当な大きさで、簡単に閉じることのできるバナー。ここで言う妥当な大きさとは、たとえば Safari や Chrome に表示されるアプリ インストール バナー程度の大きさです。

※強調は僕による

画面スペースから見て妥当な大きさのバナー

「妥当な大きさ」……。

インタースティシャルに対するアルゴリズム変更の発表があってすぐに知り合いが質問してきました。

その人のサイトは、ページを少しスクロールすると、画面の下部に(”Call to Action”用の)バナーを出現させるようにしていました。
スクロールしてもくっついきて常に表示される、いわゆるスティッキー広告です(コンバージョンに効く)。

そのバナーが、わずらわしいインタースティシャルだとしてみなされてしまうのではないかと心配になったのです。

僕が見た限りでは、ユーザーの閲覧をジャマするような大きさではありませんでした。
一般的なアプリインストールバナーと同程度の、妥当な大きさです。
簡単に閉じることもできます。

問題なさそうに見えたものの、絶対に大丈夫だと僕が断言することはできません。

そこで、診断ツールまたはエラーレポートがGoogleから提供されるかどうかを知ろうとしたのです。
でも残念ながら提供されないとのことでした。

「ユーザー目線で考えて、イライラさせるようなものでなければ大丈夫」と頭ではわかっていても、自分のサイトとなると心配になるものです。

これくらいなら大丈夫だろうと思う大きさよりも、さらにひと回り小さくしておけば安心かもしれませんね。(笑)
一般のユーザーに実際に見てもらって、わずらわしく感じるかどうかを判断してもらうのもいいでしょう。
ほかには、同じようなタイプのインタースティシャルを利用しているサイトを調査して参考にするのもよさそうです。

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煩わしいインタースティシャルのランキング要素への追加はモバイルフレンドリーアップデートの一部

[レベル: 初〜中級]

煩わしいインタースティシャルを表示するページの検索順位を下げるアルゴリズム変更を、2017年1月10日に実施することを昨日Googleは予告しました。

公式アナウンスの日本語訳がさっそく公開されています。
重要な変更だからでしょう。

変更にまつわる疑問をインターネット上で眺めていると「公式アナウンスをきちんと読んでいないな」と思わざるをえないものがたくさんあります。
誤って解釈しないためにも、時間をかけてしっかりと目を通すことを推奨します。

この記事では、発表から1晩明けての補足・追加の情報を提供します。

モバイルフレンドリーアップデートの拡張

今回の変更は単独の新しいアルゴリズムの導入ではなく、既存のモバイルフレンドリー アップデートへのランキング要素の追加です。
今までは、アプリのインストールを勧めるインタースティシャルだけが「モバイルフレンドリーではない」の判定対象でしたが、その対象範囲を広げた形になります。

問題があるインタースティシャルを設置しているページは「スマホ対応」のラベルが付かなくなるでしょう。
もっとも、スマホ対応ラベルの表示は撤廃されてしまいますけどね。

(h/t: @JohnMu & @0penkenhiro)

アプリインストールのインタースティシャルはエラーとしてレポートされなくなる

この変更にともない、アプリインストールのインタースティシャルはモバイルユーザビリティレポートにエラーとしてレポートされなくなります
アプリインストールのインタースティシャルのエラー警告を無視していたサイト(ないとは思いますが)では、エラーの減少が見られるかもしれません。

とはいえ、問題視されなくなったわけではもちろんありません。
エラーとしてレポートされなくなるだけです。
アプリインストールを含む、すべてのタイプの煩わしいインタースティシャルがモバイル検索でランキングが下がる原因になりえます。

ただしありとあらゆるインタースティシャルをGoogleは禁止しているわけでないことも認識しておく必要があります。
正しく使えばユーザー体験を損ねることがないインタースティシャルも存在します。

たとえば、このページのようなアプリのインストールバナーはまったく問題ありません。
モバイルフレンドリーだとして認定されます。

アプリインストールバナー

じゃまになるほど大きくないし、すぐに消せます。

アプリインストールバナー以外にも新しいランキング要素の影響を受けないインタースティシャルがあります。
公式アナウンスで例示されているので確認してください。

今後、もしあなたのサイトで設置しているインタースティシャルが新しいランキング要素にひっかかるとしたら、おそらくモバイルユーザビリティレポートにエラーとして出てくるだろうし、モバイルフレンドリーテストツールにも合格しないはずです(確認中)。

インタースティシャルを使い続ける場合は、Googleのツールを使って問題がないことを確認するようにしましょう。

法律上の必要性に基づいて表示しているなど正しく使っているはずなのに、不正なインタースティシャルだとしてもしも認定されてしまったとしたら、Googleにフィードバックできます(公式ヘルプフォーラムへの投稿でGoogleに届きます)。

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Google、あらゆる種類のインタースティシャルを対象にモバイル検索で評価を下げるアルゴリズム変更を予告

[レベル: 初・中・上級]

インタースティシャルを表示するモバイルページの評価を下げるアルゴリズムを導入することをGoogleはアナウンスしました。
種類を問わず、すべてのインタースティシャルが対象になりえます。
変更は2017年1月10に実施される予定です。

アプリインストールだけじゃない、すべてのインタースティシャルが対象

アプリのインストールを勧めるインタースティシャルを表示するページをモバイルフレンドリーとはみなさず検索順位を下げることもあるアルゴリズム更新を、Googleは昨年の9月に事前通知し、11月に実施しています。

ただしこのアルゴリズム変更は、「アプリインストール」のインタースティシャルだけが対象です。
そのほかのタイプのインタースティシャルを表示したとしても、依然としてモバイルフレンドリーとみなされていました。

しかし今回のアルゴリズム変更は、否が応でも入り込んでくるインタースティシャルすべてが対象になります。

たとえば次のようなインタースティシャルが対象です。

  • メインコンテンツを覆うポップアップを表示する。検索結果からそのページに着地してすぐに表示する場合もあるし、ページをしばらく見たあとに表示する場合もあるがどちらも含まれる。
  • ユーザーがメインコンテンツにアクセスする前に終了させないといけない、単独のインタースティシャルを表示する。
  • Above the fold(ファーストビュー、スクロールせずに最初に表示される領域)のエリアが単独のインタースティシャルのように見えるが、実際のコンテンツはその下に位置しているレイアウトを使う。

こちらは、2つめの「単独のインタースティシャル(standalone、スタンドアロン型)」の具体例です。
検索結果をタップすると、広告だけの独立したページが強制的に差し込まれます。

スタンドアロン型のインタースティシャル

実際のコンテンツに進むには、右上にある「先に進む」という意味の英語で書かれたリンクをタップするか(PC向けページなので非常に小さい)、10秒ほど待たなければなりません。

このようなインタースティシャルはアルゴリズム変更の影響を受け、モバイル検索での順位が下がる可能性があります。

インタースティシャルは何であれ、ユーザー体験を損ねる

なぜインタースティシャルを利用したページの評価をGoogleが下げるかというと、それはもちろんユーザー体験を損ねるからです。
たとえモバイルフレンドリーだったとしても、突然に無理やり入り込んでくるインタースティシャルを喜ぶユーザーはいないでしょう。
本当に見たいコンテンツを見ることをジャマします。

今までは、アプリのインストールを迫るインタースティシャルが対象でした。
ですが、アプリインストールでなくても、何であれインタースティシャルはユーザー体験を損ねる要因になります。

そこで、すべてのインタースティシャルに適用範囲を拡大することをGoogleは決めたのです。

対象にならないインタースティシャル

一方で、アルゴリズム変更の対象にならないインタースティシャルもあります。
正当で合理性があるインタースティシャルです。

たとえば次のようなインタースティシャルは評価を下げられることはありません。

  • 法的な義務に対応するためのポップアップ。たとえば、Cookieの保存や年齢確認のためのポップアップ。
  • コンテンツが公開されておらずインデックスされないサイトでのログインのためのダイアログ。たとえば、メールのようなプライベートコンテンツや購読者だけが読めるインデックスされないコンテンツ。
  • ディスプレイの妥当なスペースだけを占めていて簡単に消せるバナー。たとえば、SafariやChromeで提供されるインストールバナー。これらは妥当な大きさでディスプレイ領域に表示される。

アプリインストールのインタースティシャルのアルゴリズムは統合

このアルゴリズム更新によって、例外はあるもののすべてのインタースティシャルが評価が下がる対象になります。
対象範囲の拡大にともない、アプリインストールだけを対象にしていたアルゴリズムは使われなくなります。

正確には、使われなくなるというよりは、新たなアルゴリズムに統合されます。
アプリインストールのインタースティシャルが評価が下がる対象であることに変わりはありません。

スマホ対応ラベルの撤廃

インタースティシャルのアルゴリズム更新とは直接の関係はありませんが、もう1つの変更をGoogleは同時にアナウンスしました。

モバイル検索での「スマホ対応 (Mobile-friendly)」ラベルの撤廃です。

2014年11月にスマホ対応ラベルを導入して以来(日本では翌月)、検索結果に表示される85%のページがモバイルフレンドリーになっているそうです。

大多数のページがモバイル対応しているので、スマホ対応のラベルはもう不要だと判断したようです。
検索結果をすっきりさせるためにラベルを表示しないようにします。

ただし表示しないというだけであって、モバイルフレンドリーがランキング要因であることに変わりはありません。

Search Consoleのモバイルユーザビリティレポートもモバイルフレンドリーテストツールも今までどおり提供されます。

インタースティシャルが僕は本当に嫌いです。
1ユーザーの視点から、今回のアルゴリズム更新は待ちに待っていた変更です。

対応を迫られるサイトも出てくるでしょうが、僕ほどではないにしてもインタースティシャルを好まないユーザーは多はずです。
ユーザー体験の向上を第一に考えてサイト運営してほしいと望みます。

2017年1月10に実施を予定しています。
モバイルに関してはGoogleは必ず事前通知しています。
余裕を持って対処にあたってください。

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